給湯器の交換時期のサイン

給湯器というのは、長い寿命があり、大丈夫という認識がありますが、永久というわけには行きませんから、交換する時期を見極める必要があります。
現実問題としては、機器によっても差がありますが、一般的には15年くらいは大丈夫と言われています。

しかし、メーカーでは平均寿命は8~10年と言っています。保証期間はもっと短いのですが、使い方や設置場所にもよりますが、と前置きした上で前述の年数を説明しています。

実は、給湯器の部品供給期限は製造終了から10年という各メーカーの方針があることに大きな要因があるのです。
修理すれば、まだ動く場合でも、部品がない場合は交換以外の手立てがないために、こうなっています。
むしろ気を付けたいのは、期間の問題よりも、給湯器から出てくるサインと言っていいでしょう。
次のようなサインが出れば、間もなく交換時期だと思って、専門業者と相談するのがいいのです。放置しておくと危険ということにもなります。

・シャワーやキッチンのお湯の温度にムラがあって、一定でないとか、設定している温度表示とかなりの隔たりがある。
・お湯を沸かしているときに、音が以前よりも大きかったり、着火の際に爆発音のような異常な音が聞こえる。
・リモコンの表示部分にエラーメッセージやエラーコードが出る。しばらくすると直るが、また表示が繰り返される。
・給湯器から黒い煙などがたまにであるが出てくる。これは不完全燃焼の可能性があります。

上記のような症状が見られる場合は、故障の可能性が高いです。8年以上経過している給湯器でしたら、寿命とも考えられますので給湯器の交換をご検討されてはどうでしょうか。